あきらめが肝心、という言葉の真の意味

目安時間 3分

人は自分が手に入れたいものが
手に入らないと、より強く執着したりしますね。

よくある例で言えば、
ストーカーです。

相手の気持ちが読めず、
自分の気持ちだけで動いてしまうわけ。

全ての物差しが自分の執着心なので、
あきらめる、という選択肢に到達しないんです。

執着が強すぎると
周りが見えなくなり、
そのゴールが本当に意味のあるものかが
わからなくなってしまうんですね。

さて、「あきらめる」の語源ですが、
これは古語の「あきらむ」からきています。

意味は「明らかにする」ということです。

そういうこともあるんだと
思っていた方がいいですね。

心理学的にいうと、
あきらめる行為そのものには
否定的なものと、肯定的なものがあるそうです。

「否定的なあきらめ」
問題からの回避や放置といった
行為そのものを捉えた場合です。

「肯定的なあきらめ」
精神的健康を保つための行為として捉えます。
この場合、自分に良い影響をもたらす行為になります。

一般的に「あきらめるのはダメだ」と
いう時の使い方は、目標があるのに、
それを放棄するということです。

これは否定的なあきらめですが、
先程のストーカーのように、
執着している対象が破滅的だとしても
それでもくらいついては自滅ですね。

この場合は、あきらめることも必要なんですよ。

石の上にも三年という言葉のように、
努力を継続することは重要です。

しかし、自滅しては意味がありませんね。

では、どこにその違いがあるのか。

これは、その目標が、精神的、肉体的に
持続不可能だと判断した時に、
目標を修正することが、正しい「あきらめ」
だということです。

やればできるのに、
簡単にやめてしまうあきらめのは
否定的なあきらめです。

それに対して、明らかに、自滅的な目標を
達成可能な目標に変えるのは、
肯定的なあきらめなんです。

ビジネスやスポーツ、趣味といった場面で、
成功することを、目標とした場合、
その手前であきらめては実現しませんね。

この場合は、成功まで
あきらめない、ことが重要です。

ということは、
ストーカーは、早くあきらめろよ、
という結論になるわけですね。

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