誕生石の起源と歴史、その利用法の変遷

誕生石の起源



暮らしに深く関わってきた宝石

12種類の宝石を選んでそれぞれの月に割り当てる風習は古くから存在していたと言われています。

紀元前6世紀頃、バビロニア帝国で数学や天文学において、12星座を選び、宝石と12星座を関連づけたと言われています。

聖書には、石に関する記述が200カ所以上も登場してきます。そのうち、誕生石の起源と考えられているものは2ヵ所だと言うことです。

旧約聖書には、ユダヤ教の高僧が着用した胸飾りが紹介されていて、12種類の宝石が3個ずつの4段の列で、縫いつけられているということです。

新約聖書には、エルサレムの城壁に12の門があって、それぞれ異なる宝石が飾られていたとあります。

占星術でも星座の宝石が選定されていて、みずがめ座、うお座、おひつじ座、そして、いて座の宝石は、誕生石と一部は一致しているようです。

ダイヤモンドが4月の誕生石にダイヤモンドを選んだのは、ダイヤモンドを普及させるためだとも言われているそうです。

誕生石が統一された歴史

いろいろな魂胆が見え隠れする歴史

1912年にアメリカの宝石業者が宝石の普及を目的として、誕生石の統一を計ります。それによって、決まった誕生石は次のようになりました。

・1月→ガーネット
・2月→アメシスト
・3月→アクアマリンとブラッドストーン
・4月→ダイヤモンドと水晶
・5月→エメラルド
・6月→真珠とムーンストーン
・7月→ルビー
・8月→サードニックスとクリソライト
・9月→サファイア
・10月→オパールとトルマリン
・11月→トパーズ
・12月→ターコイズとラピスラズリ

アメリカの誕生石を基準として各国も独自の誕生石を選定しています。日本では1958年に東洋七宝の珊瑚と翡翠を加えて日本の誕生石としたそうです。

誕生石の楽しみ方

二通り考えられる使い方

1.月ごとに宝石を取り替える

例えば、1月はガーネットのジュエリーを着用、2月になると、アメシストのジュエリーに換える、といった具合です。

このような楽しみ方は、かつて18世紀以前ではあたりまえのようだったそうです。

2.自分の誕生月の誕生石を身につける

この楽しみ方が広まったのは、19世紀に宝石商が提案したことがきっかけだと言われています。

もし、月替わり利用法をすると、12種類の宝石が必要になりますが、固定式利用法を使えば、1つで済みます。

そして、宝石商は、生まれた月に因んだ宝石を身につけてと幸せになろうという宣伝文句で、誕生石を普及させたわけです。

誕生石以外の宝石

干支や星座に合わせた石

1.干支石

干支に合わせて宝石を当てはめています。これを使えば、1つの宝石を一生大切にすることができます。干支→守護石→サブストーンの順です。
・子→琥珀→トパーズ
・丑→パール→ムーンストーン
・寅→タイガーアイ→キャッツアイ
・卯→翡翠→エメラルド
・辰→カーネリアン→ガーネット
・巳→黒真珠→オニックス・ヘマタイト
・牛→サードオニックス→ルビー
・未→紅珊瑚→インカローズ
・申→クリスタル→オパール
・酉→シトリン→トパーズ・イエローアゲート
・戌→ラピスラズリ→サファイア
・亥→紅翡翠→ルビー・ローズクォーツ

2.星座石

これは、誕生月とかなり重なりますが、星占いとの関係では、この方がなじむかも知れません。星座→守護石→サブストーンの順です。
・牡羊座→ルビー・ダイヤモンド→サファイア・ブラッドストーン
・牡牛座 →エメラルド・サファイア→ひすい・グリーンアベンチュリン
・双子座→アゲート・ジャスパー→アレキサンドライト・トルマリン
・蟹座→パール・ムーンストーン→アクアマリン・めのう
・獅子座→ダイヤモンド・ルビー→サードオニックス・琥珀
・乙女座→サードオニックス・カーネリアン→サファイア・レッドジャスパー
・天秤座→ペリドット・トルマリン→オパール・サファイア
・蠍座→オパール→ブラッドストーン・ルビー
・射手座→トパーズ→ガーネット・ラピスラズリ・トルコ石
・山羊座→トルコ石・ガーネット→オブジディアン・パール
・水瓶座→アメジスト・サファイア→ひすい
・魚座→ブラッドストーン・アクアマリン→ムーンストーン・ひすい・パール



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