プロ野球の契約更改のしくみ、年棒の意味、自由契約は、要するに首?

支配下登録選手とは

極めて狭い門

みなさん、プロ野球選手は一体どれくらいいると思いますか?
実は、プロとして契約しているいわゆる、支配下登録選手と呼ばれる人というのは、厳格な決まりがあるんですね。
その人数は各球団でそれぞれ70名までと決まっているんだそうです。それ以外の選手は育成選手と呼ばれています。
そして、70名から1軍に登録している人数である28名を引いた人数、最大42名は各球団の2軍ということになります。
というわけで、育成選手を除いた、日本のプロ野球選手というのは、毎年各球団70名×12球団=840名しかいないということになるのです。

契約更改とは

プロ野球選手の給料

これは、プロ野球選手の年俸という言葉で言われている部分のしくみですね。
プロ野球選手は「個人事業主」ということになり、球団とは、契約によって仕事を請け負っている形になるんです。
そして、毎年ペナントレースが終わった11月ごろになると、次年度に向けての契約更改という活動が行われるんです。
その結果、来年の契約を結ぶことになり、同時に年間のギャランティ=年俸が決まるわけです。
球団からの年俸額の決め方は、その年の活躍の中身ではじき出されます。球団にはその計算のしくみがあって、それに基づいて、次年度の年棒を示します。
その提示された年棒を見て、その契約でいいのかどうか、事業主として判断し、契約書にサインすることになります。
プロ野球は勝負事なので、勝ちに貢献した場合は年棒は大きく跳ね上がりますが、逆に、まったく一軍の試合に出なかったとしたら、当然下がることになるわけです。
さらに、年俸とは別に、ボーナスとして支払われる契約があり、これをインセンティブ契約と言います。よく聞く、出来高払い、というやつですね。

年俸が決まるしくみ

最悪の結果、自由契約

年俸がどうやって決まるのか、球団は細かく査定基準を決めています。

貢献度

球団成績や観客動員数・球団イメージに対してどれだけ貢献したかを査定します。

個人成績

打者なら打率・打点・ホームラン・勝利打点・盗塁数・出場イニング、投手なら勝ち数、防御率、ホールド数、セーブ数などが査定内容です。

期待度

前年度との比較や次年度に向けての期待度です。

相対評価

それぞれの選手に対しての様々な絶対評価が下されます。そして、チームと他球団との同等選手との相対評価も判断材料になります。

チームの予算

各チームには、支配下選手全体を見渡しての予算があります。これは、チームの成績以外の営業収支、入場料やグッズ販売といったものの影響も受けます。

契約更改がうまくいかない

越年した時は

契約が合意に至らなかった場合、決着パターンは次のようになるのです。
・年俸調停を経た合意
・自由契約
・他球団とのトレード
・任意引退
・資格停止
のいずれかです。
もし、年内に決着に至らず、契約更改ができなかった場合は、2月のキャンプには自費参加ということになります。これは、それなりの結果を出していないと、できない技ですね。
そして、その後も契約更改がうまく行かなかった場合は、球団か選手、どちらかがコミッショナーに調停を申請することになります。
どうしても契約が合意に至らなかったら、球団は選手の保留権を放棄します。これが自由契約です。または選手を他球団にトレードするということがあるわけです。

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