如月をきさらぎと呼ぶわけ、その由来と意味、新暦で言えばいつごろ?

寒いから重ね着?

二十四節気が起源

日本におけるそれぞれの月の名前の付け方や呼び方には、季節の節目にあたる二十四節気を元にしていることが多いと言われています。
「きさらぎ」は衣更ぎという字の読みだということです。
意味は、草木の更生や生まれ変わることになります。
世間でよく言われる、寒いから着物をさらに重ね着する、という意味、多分一度は耳にしたことがあると思いますが、あれは俗説だということです。
また、漢字の「如月」は中国におけるの2月の異名で、そのまま「じょげつ」と呼ぶそうです。

旧暦の読みがそのまま残っている

今よりももっと春に近い

如月は、もともとは旧暦の2月のことを意味しています。
これは、太陽暦である新暦に当てはめると、3月頃になってしまいます。
旧暦の如月は春分を含む新月から新月の月をさすことになるそうです。従って、3月末頃から4月末頃になるわけです。
この理由は、旧暦が月の動きを元に決めるのに対して、二十四節気は太陽の動きを元にしているからなんです。
実際の季節感はこの二十四節気の方が正しいと感じるので、どうしてもずれるんですね。

きさらぎの呼び方

漢字は中国由来

実は、日本でこの漢字が「きさらぎ」と読まれるようになったのにも、いくつか 由来があると言われていて、どれが正しい、というものでもないそうです。
ここでは、俗説も含めて、よく言われているものをあげてみます。

生更ぎ

この季節は春に向かって草木が生き返って、芽吹くころだから

気更来

冬が終わって、陽気がさらに増していく季節だから

来更来

お正月に迎えた「春」が、これから更に春めいていくから

衣更着

寒さがぶり返して、衣を更に重ね着するから
このうち、最も品格のある説は最初の「生更ぎ」だと言われています。

2月の別名

日本語の豊かさ

2月の和名には、如月以外にもあります。
実は、本当にたくさんあるんですが、一部分だけ紹介しましょう。
・仲春(ちゅうしゅん)
・木目月(きのめづき)
・小草生月(おぐさおいつき)
・雁帰月(かりかえりつき)
・草木張月(くさきはりづき)
・初花月(はつはなつき)
・木芽月(このめづき)
・雪消月(ゆきげしつき)
・建卯月(けんうづき)
・梅見月(うめみつき)
色々なところで使われてきた呼び名で、どのなまえも春の訪れを感じさせてくれる、おしゃれな呼び方ですね。
このうち、「仲春」は旧暦の春(1月・2月・3月)の 真ん中を意味する言葉だそうです。
また、「雁帰月」の「雁」というのは、カモ科の水鳥のことです。越冬した雁たちが、シベリアへと帰っていく季節を表しているわけです。

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